年末にしていたこと~宝くじにバッハを聴かせる~

2020年の年末、自分の教室の発表会があり、準備も練習を人一倍頑張った結果、生徒の皆さんは上手に弾いていたのに、自分だけ失敗するという不幸せな感じになりました。癒しの為にゆっくりしたいところではありましたが、残念ながら最近の年末は、恒例になりつつある仕事が…。

「宝くじにバッハを聴かせると当選するらしい」

数年前に知人がそんなことを口にしたのがきっかけでした。仕方なく宝くじを預かり適当にバッハの曲を弾いて聴かせます。

高額当選の報告は、全く入る気配がない中、一昨年の末、知人がまた余計なひと言を…。

「バッハを聴かせた宝くじと聴かせなかった宝くじでは、聴かせた宝くじの方が高い金額の当選が多かった」

高い金額がどの程度なのか情報がない中、人間の心など弱いもの、世の中お金ということで、宝くじに全く興味のなかった僕も、ちょっと数万円分、何なら仲のいい年下の友人の分まで購入してあげて、みんなの宝くじにバッハを聴かせます。

すると、友人に買ってあげた分だけ3,000円?だったかな、当選!「たった3,000円すか!」と不満そうにされましたが、僕は数万円赤字。そして他の知人たちからの報告はいつも通りなし。

ようやく昨年の話。

発表会の準備に追われている中、自分は、年末ジャンボを買い忘れました。仕方なく、知人から宝くじを預かります。

預かって思ったことは、
「バッハを聴かせるのはいいけど、一体、何の曲を聴かせるといいのか」

知人に質問してみると次のような回答が…。
「バッハって、いろんな曲があるんですか?」

お話になりません。

ネットで検索してみると、具体的な曲名の記載がなく、どうしようか悩んでいたところ、また友人から連絡が…。
「調べても具体的な曲名はなかったです。別にバッハである必要はないんじゃないですか?」

いやいやいや、あなたに言われたからここ何年も他人の宝くじにバッハを聴かせていたんですよ。

まぁ、そういうなら、今年のプログラムは、

  1. 平均律クラヴィア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV.846(ヨハン・セバスチャン・バッハ)
  2. ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 (300i) (ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)

自分でいうのもなんですが、名演奏でしたね。なぜ、発表会でそれが出なかった、俺!

雑な編集ですが、これがその時の様子

知人に宝くじを返し、その後、連絡なし。
これは、はずれたか、10億かでしょう。

誰の曲を聴かせたら宝くじがあたるか、定期的に宝くじを買って、検証してみようかな。年末ジャンボくらいしか買ったことないけど、いろいろあるんですよね。まぁ、やらないでしょうけどね笑。

ジユン

ジユン練習って最高!

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東京都出身。仕事は、ピアノ教えたり、たまに弾いたり、曲を書いたり。ピアノ好きだが練習は大嫌いであまりしない。そのため、演奏はミス多め。好きな言葉は、「かゆいところはかゆいまま」。好きなスポーツは野球。ニックネームは、兄貴だけが使う呼び名、由来は謎。
年齢は、理由もなくなんとなく内緒にしていたらどんどん言いづらくなって、いまだなんとなく非公表。

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