仕事の合間を使って、生徒が自宅で練習しやすいようにと演奏の動画を作り始めたんですが、さ~っと弾いてすぐに終わる予定でした。しかし、いざ弾いてみると、「ド」をゆっくりと連打って何?、なかなか難しいですね。特に幼児の曲なんかは、ポイントを強調しようとするとなんかまとまりがおかしくなって、「ん~」と思っても、思わなかったことにして、先に進めています。時間があったら、気になる演奏はやり直そうと考えています。シンプルな曲をきれいに弾いている演奏を聴くと、本当にすごいなと感動します。
シンプルな曲を流れに逆らわず、考えすぎないことは大切ですよね。考えるとバランスが崩れてまとまりの悪い演奏になります。以前、何なら眠ってしまうくらいの気持ちがいいんではないかと「無意識」を心掛けて練習していたら、本当に寝てたことがあります。ピアノに寄りかかって寝ていたらすごく頑張っている感があって「俺、こんなに無理しちゃって、体大切にしなきゃ」となるんでしょうが、現実は、きちんとベッドで布団をかけて寝ていましたね。起きた瞬間にわかりました。「あっ、俺ぐっすり寝たわ」と…。むしろ、昨日、練習していたのは夢なのか何なのかもわからない状態、もしかしたら弾けるようになっているかもと思って、ピアノに触れてみましたが、触れただけで終わりましたね。
練習で思い出しました。簡単な曲が難しいという話ですが、そういえば一回も練習せずに、一発撮りをしようとしている時点で、身の程を知らないというかなめてますよね。そうですね。難しいのではなく、練習不足ですね。どんなに簡単な曲でも、一定期間、練習をしなければいけません。これよく生徒に言っている言葉です。