ピアノの練習ってほんとにつまらないですよね。練習が楽しいという人をすごく尊敬しています。僕は短時間しか練習しませんが、とにかく面倒で、それでもやる気にならない。まぁ、やらないことはないですけどね。特に、まだ覚えていない曲やなかなか弾けない曲は、テンションが下がります。
先日、ピアノの練習をしているときに、暇だったので、Amazonプライムビデオで適当に選んで映画を観ていたんですが、主人公の絵描きの高校生が来月引っ越すことになったことを告げるシーンのセリフがすごく感動しました。
「転校するまでに描き終わりたいけど、楽しいから終わらせたくないし、終わりなんか来なきゃいいのに」
このセリフを聞いたとき思ったわけです。自分はなんてダメなやつなんだと。なかなか弾けない曲があると、いつになったらできるようになるんだろうとか、さっさと弾けるようにならないかなとか、また練習しなきゃいけないとか、一生弾けるようにならないんじゃないか、そんなことばっかり考えているわけです。
だから、難しくてなかなか弾けない曲を弾くときは、「本番までに弾きこなしたいけど、楽しいから練習やめたくないし、本番なんか来なきゃいいのに」と思いながら練習することにしました。
思い込みの力を信じた僕でしたが、結果としては、やっぱり練習はつまらなかったし、何なら本番直前はいつもより慌てて練習する羽目になりました。やっぱり、ピアノは、大小問わず、人前で演奏するのが一番楽しいですね。曲を完成させて、それを披露する瞬間が心地よく、ただそれもあまり長時間だと緊張しているし疲れるのでだんだんテンションが下がってきて、早く終わらないかなと思ってしまいますよね。
楽しく練習する方法をこれからも求めていきたいと思います…。