曲の情報
- タイトル「練習曲 Op.139 No.43」
- 4/4拍子 ハ長調 Allegro
- 作曲:カール・ツェルニー(Carl Czerny)
- テキスト:チェルニーやさしい20の練習曲「30番練習曲集」の前に
演奏のポイント
- フォルテピアノは、強い音をというよりも、しっかりと音を出すことを促しているように感じる。音の数も多いので、音がバラバラになったり、出ない音がなければ表現としてfpを意識する必要はない
- 音を保持しながらも16分音符は、音の進行によって<>や><をし、抑揚をつける。左右で反行している場合は、右のフレーズに表情を合わせる。
- 保持する音を持ちながらのスタッカートは、強くなりやすいが、軽く、音は小さめで、左右ばらけないように。
- 3小節目のテヌートに関しては、1_5の指を変えずに、ノンレガートで下行して構わないということを示しているが、そのあとに続く重音だけ音を繋げるよりは、同じように一瞬切って進んだ方が自然ではないだろうか。フレーズの捉え方によっては、ソーファーミーレーとレガートに演奏することも考えられる
- 後半は、フォルテだが、音が徐々に上がっていくことを踏まえて、フレーズ毎に音を大きくしたいところ。前半との対比で音を大きく聴こえるようにし、実際にはmfくらいのボリューム。前半の終りより少し大きい音を出すイメージで。12小節目に向かい1小節ごとに少しだけ音を大きくしていく。
- 13小節目の最高音を起点として、今度は、音を小さくしていくが、16分音符の速さを最後まで維持している為、終わりは、必要以上に音を弱くしたり、速度を落とす必要はない。特に最終小節は少しの盛り上がりを見せている。fのまま終わらせよう。
練習のコツ
- 特定の音を1小節保持したまま他のフレーズを弾くテクニックが中心
- 左右も同じリズムで動く部分が多く、音がバラバラになりやすいので、片手ずつの練習が重要
- 保持する音が離れてしまうのを防ぐために力んでしまうケースが多いが、速度を落とし、力まずにできるようにするのがポイント。焦らずに、繰り返せば、数日でできるようになる。力んだまま練習するとその癖が抜けずに、なかなかマスターできない
- 強弱を気にせず、小さめの音でゆっくり練習をはじめ、力まずできるようになったら少しずつ速度を上げよう
- スタッカートまで丁寧に、油断すると乱暴な音になる
- 右手は、3-4-5の指が転びやすいが鍵盤に押し付けないように
- 左手は、1指が力んでしまう。最初はなかなかうまくいかないかもしれないが、鍵盤に触れる程度の意識を持ち、力を抜こう。リズムが崩れるのであれば速度を下げること
音楽用語
- 音楽用語
- 意味
- Allegro(アレグロ)
- 速く
- fp
- 強くしすぐに弱く
- テヌート※1
- 音の長さを十分保つ
演奏について
なんか左右の音がバラバラになっているような気もしないでもない…。マイクのせいかか、練習不足か。左が少し全体的に音大きいかな。強弱も思った程は出てない。音符を必死に追いすぎててウケますね。