ジユンバスティンは、子供ところピアノライブラリーというシリーズを使っていました。総合的に学べるようになっているところがいいですね。4冊くらい同時にやっていましたが、数こなし式なんですよね。他の教本もやるようだからあまり練習はしていなかったです。リズムもフレーズも日本の教材には出てこないようなものがたくさんあり、楽しかった印象があります。



教える立場になると、総合的な基礎力がないと「数こなし」はできないです。ゆっくりやるといつまでも終わらないので、曲を選びながら弾かせるのがいいでしょう。なんで使うのかといえば理論が教えやすいのとリズムが多彩、また曲のジャンルも多彩だから生徒ウケがいいですね。 バイエルとかハノンなどを併用しないと指の動きはなかなか良くならないかもしれないです。



最近はアプリが出てて、伴奏が無料で使えますね。これはめちゃくちゃいいですよ。音符を追うのが上手くなったり、リズム感が良くなったりしますね。
基本情報
教本タイトル
『バスティン ピアノベーシックス ピアノ(ピアノのおけいこ)1』
基本データ
- 出版社:東音企画(日本語版)、Kjos Music Company(原版)
- 著者:James Bastien, Jane Bastien
- 初版:1980年代(アメリカ)
- 対象レベル:幼児〜初級
- 収録内容:全48課程度(練習曲+理論要素)
- 代表的な内容:中央ドの位置から始まる基礎練習、音符・リズム読み、両手奏、簡単な和音
- 学習目的:譜読み、リズム、基礎テクニック、音楽表現の導入
- おすすめ年齢層:幼児〜小学校低学年、初めてピアノを習う子ども
- 関連タグ:#バスティン #ピアノ教材 #初級 #子ども向け
概要(イントロ)
『バスティン ベーシックス』は、アメリカ発の体系的ピアノ教材で、日本でも「子どもが楽しく学べる入門書」として広く導入されてきた。レベル1はシリーズの中核を担い、音符やリズムの基礎を学びつつ、実際に弾く喜びを感じられる構成となっている。カラフルな挿絵や歌詞付きの曲も多く、初めてピアノを学ぶ子どもに親しみやすい。
特徴
- 段階的で体系的:導入から両手奏、和音まで自然にステップアップできる。
- ビジュアル重視:子どもが理解しやすいよう、イラストや色分けを多用。
- 併用教材あり:テクニック本・セオリー本・パフォーマンス本と並行して学習できる。
- 表現力の導入:シンプルながらダイナミクスやアーティキュレーションを早期に学べる。
学習のポイント(実践アドバイス)
- 片手奏と両手奏をバランスよく進めること。
- 歌詞を声に出すことでリズム感や表現力を養える。
- 挿絵やストーリーを活用して曲への興味を高める。
- 併用教材を使うと、理論・テクニック・演奏の三本柱が自然に育つ。
レベル感と進度
- ピアノを始めて半年〜1年程度で取り組むことが多い。
- 全48課を1年程度で仕上げるのが標準ペース。
- レベル1を終えると、レベル2やブルグミュラー初級曲へ進むことが可能。
代表的な課題・曲例
- 「Happy Song」:リズムと拍感を育てる導入曲。
- 「Waltz」:3拍子を初めて学ぶ練習。
- 「Five-Note Position Song」:手のポジションを安定させる練習。
関連教材・リンク
- 『バスティン ベーシックス テクニック レベル1』
- 『バスティン ベーシックス セオリー レベル1』
- 『バスティン ベーシックス パフォーマンス レベル1』
- 次のステップ:ブルグミュラー25の練習曲、バスティン レベル2
解説
ピアノ教育の世界で広く親しまれているシリーズのひとつに「バスティン・ピアノベーシックス」がある。アメリカのバスティン夫妻によって考案されたこの教材は、1970年代以降、世界各国で翻訳出版され、ピアノ学習の標準的なメソッドとして浸透してきた。日本でも「バスティン=子ども向け入門教材」という印象を持つ指導者は少なくないだろう。
そのなかでも「レベル1」は、初歩を終えた子どもたちが、ピアノ学習の本格的なステージへと進むための入り口を担っている。単なる導入本ではなく、“音楽の楽しさを感じながら、基礎をしっかりと積み上げる”ことを意図して構成されている点に特徴がある。
五線譜から始まる「音楽の読み書き」
バスティン・ベーシックスの最大の強みは「音楽の読み書き」を体系的に導入していることだ。レベル1に入る頃には、すでに導入段階で鍵盤上の配置やリズムの基本を経験している。そのため、五線譜に本格的に触れながら、両手での演奏へと移行できる。
レベル1の最初の単元では、ト音記号・ヘ音記号の基本的な位置、中央ドを基準とした音読みが始まる。子どもたちが「楽譜を見て音を探す」段階から「楽譜を読んで音楽を表現する」段階へと自然に移行できるよう工夫されている。
レパートリーとテクニックの両立
この教材のユニークな点は、「曲集」と「テクニック本」が併行して存在していることだ。
- 曲集では、短く親しみやすいメロディーを通して“音楽的な表現”を体験させる。
- テクニック本では、スケールやハーモニーの要素を子どもにも分かりやすく簡略化し、無理なく基礎を学べるようにしている。
これにより、単なる「練習」だけでなく「演奏する喜び」が自然に組み込まれている。モチベーションの維持という観点からも非常に優れている構成だ。
リズムとアンサンブルの導入
バスティン・ベーシックスでは、拍子やリズムを「体で感じる」ことを重視する。レベル1の段階から四分音符や八分音符に加え、付点音符や休符なども段階的に導入される。また、伴奏パートや連弾曲が豊富に収録されているため、教師や保護者と一緒に音楽を楽しみながらリズム感を養える。
ピアノは本来ソロ楽器の印象が強いが、幼少期に「人と一緒に演奏する喜び」を経験することは大きい。バスティンはその点で、アンサンブル教育の入口を用意している教材といえる。
色彩感とビジュアルの効果
教材の紙面にはカラフルなイラストや親しみやすいデザインがあしらわれている。これは単なる装飾ではなく、子どもの集中力を保ち、イメージと結びつけて記憶に残りやすくする工夫でもある。
例えば「ロケットの曲」や「おばけの行進」など、タイトルやイラストが子どもの想像力を刺激し、音楽表現の幅を広げている。練習が「退屈な作業」にならず「遊びの延長」と感じられる仕掛けこそ、バスティンが多くの教師に支持される理由だ。
学習の進行と到達目標
レベル1を終える頃には、子どもは次のようなスキルを身につけている。
- 五線譜上で中央ドを中心とした音域を読めるようになる
- 簡単な両手奏(伴奏とメロディー)に挑戦できる
- 四分音符・八分音符・休符を正しく理解して弾ける
- 短い曲を自信をもって人前で演奏できる
これらは次のステップである「レベル2」へ進むための確かな足がかりとなる。
教師にとってのメリットと課題
指導者にとってバスティンは「体系的に進められる安心感」が大きい。導入からレベル1、さらに上級教材へと無理なくステップアップできるように構成されているため、長期的な学習計画を立てやすい。
一方で課題もある。曲が短いため、子どもによっては「もっと長い曲を弾きたい」という欲求を満たしきれないこともある。その場合は童謡やポピュラー曲を併用し、音楽的欲求を補う工夫が必要だ。
総括──「音楽の土台をつくる最初の本格教材」
バスティン・ピアノベーシックス ピアノ(ピアノのおけいこ)1は、単なる入門書を超えて「音楽を学ぶ楽しさ」と「演奏の基礎力」を同時に育む教材である。
退屈さを感じさせない工夫、体系的に積み上げられたカリキュラム、そしてアンサンブル体験。これらの要素が、子どもたちを音楽の世界に引き込み、次の学習段階へと橋渡しする。
譜読み・リズム・表現力を総合的に学べる入門書であり、子どもが「楽しくピアノを続けられる仕組み」を備えている。基礎固めと並行して、音楽の楽しさを伝える教材として現代のピアノ教育に適している。
多くの子どもにとって、この一冊は「初めてピアノを“楽しく弾けた”という実感」を与える、記念すべき教材となるだろう。












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